お子様の成長に伴い、顎が大きくなりすぎたり、小さく成長が止まったままになったりしないように診断し、誘導をしていきます。
顎が大きくなりすぎてしまった方の中には、一般開業医で対応できず、顎の外科手術を併用する場合もあります。
また、上下の顎が大きすぎたり小さすぎたりするケースは、差し歯による治療も非常に難しくなります。
まずはご相談ください。
その後、必要であればレントゲンなどによる精密検査、分析診断をしてから、予防矯正治療を始めることになります。
歯並びと、人類の進化について
縄文人は、歯列が広くて歯並びがよかったのですが、弥生人から顎と歯の形が変わってきました。
石器→土器→鉄器のように道具が変化し、さらにお箸の使用に合わせて調理技術がさらに進み、柔らかい料理が増えました。
このため、歯並びが少しずつ悪くなってきました。
渡来系弥生人の遺伝的影響で、歯が大きいにもかかわらず、現代人は、柔らかい食べ物を好んで食べるために、顎が発達せず、歯が生えるスペースが足りなくなったことが原因です。
歯並びの乱れ→虫歯、歯周病、顎関節症
小さな顎→口の中の容積が小さい→睡眠時無呼吸症候群→内科的疾患重症化
舌癖、よく噛まないで飲み込む癖→歯並びに影響、高齢者のムセ、嚥下障害
よく噛まないで飲み込むTV・スマホ世代は、表面的な知識だけで行動し、情報を鵜呑みにする傾向があります。
よく噛むことで、脳を刺激して、思考を発達させることができます。
歯並びの乱れに対抗するために、工場やベルトコンベアーで作ったものよりも、自然が育んだ食べ物をよく噛んで食べましょう。
よく噛んで食べる習慣
- 目で食べる
お母さんが作ってくれた食べ物をよく見てみよう!
- 鼻で食べる
食べ物の香りを嗅いでください。
- 口で食べる
よく噛んで食べると、歯ごたえのあるものは、中からおいしい味が出て行きます。
片側だけで食べない。右で食べたり、左で食べたり。ご飯→おかず→汁物のようにサイクル食しましょう。
鵜呑みをしては消化吸収がうまくできません。食べ物を細かくすりつぶすことと、消化液である唾液が混ざり合うことで、消化吸収を助けます。
ステップ1 初診・検査・診断
項目 | 内容 | 価格(税込み) |
---|---|---|
初診相談 | 簡易検査および先生からの説明 歯磨きの指導 |
無料 |
精密検査 分析診断 カウンセリング |
口腔模型 / 各種レントゲン / 機能検査 口腔審査 / 写真 / カルテ作成 セファロ分析による診断 先生からの治療説明 |
20,000円 |
ステップ2 予防矯正治療費
項目 | 内容 | 価格(税込み) |
---|---|---|
A.歯並び治療 | 一般治療 | 180,000円 |
B.骨格性治療 | 顎の変形もしくは将来的に変形が予想される場合 (例)骨格性遺伝性反対咬合 |
180,000円 |
再診 | 一ケ月間の管理 | 5,000円 |
ステップ3 保定
項目 | 内容 | 価格(税込み) |
---|---|---|
装置保定代 | 後戻りを防ぐ装置 | 20,000円 |
保定再診 | 動的治療終了後、来院時のみ | 3,000円 |
ステップ4 永久歯列期への移行
歯が大きかったり、小児矯正だけでは治らない場合は、全体的な永久歯の治療に移行します。
その場合、差額治療費の15万円が必要となります。