テレスコープ義歯に関する質問
治療期間はどのくらいでしょうか?
歯周治療や歯の根の治療などの基礎工事が終わったら、型取り、内冠冠試適、噛み合わせ確認などで、5回程度で仕上がります。
費用はどの位かかりますか?
患者さんの個別のケースにより異なるので、一概には言えませんが、2歯欠損で70万円~になります。
テレスコープ義歯は普通の義歯とどのように異なるのでしょうか?
テレスコープ義歯は、患者さんの歯にかぶせた内冠の上から義歯に組み込まれている外冠がしっかりと抱え込むので、噛む力が垂直に加わり、歯に有害な揺さ振る力が加わらずにしっかりとかむことができます。
これに対して普通の義歯は噛むたびに歯に揺さ振る力が加わってしまい、噛む力があまり強く出ません。入れ歯を出したり入れたりする時にもバネがついた歯に引き抜くような力が加わります。
また、バネがついていると、粘膜が荒れたり、食べ物が引っかかる場合があります。
テレスコープ義歯とインプラントの違いはなんですか?
入れ歯では強い力で噛むことができない、違和感が大きいのは嫌われるために、インプラントにより固定式の歯を勧められたり、希望される方がほとんどだと思います。
しかしテレスコープ義歯は固定式の歯のように、強い力で噛むことができ、アゴ床の部分が小さいために違和感が少なく、外科処置の必要もないので当院では第一選択としてお勧めしています。
テレスコープ義歯はどのくらい持つのですか?
入れ歯先進国ドイツでは、古くからこのタイプの義歯が治療のスタンダードとして成り立っており、20年から30年の 長期にわたって患者さんがひとつの入れ歯を修理しながら使うことが多いようです。
内冠が歯磨きしやすいこと、外冠を含む義歯が取り外すことができるので、患者さんも歯科医師も管理しやすいシステムです。
テレスコープタイプのブリッチはあるのですか?
ブリッジは通常の場合患者さんの歯にセメントで接着し固定式とする方法ですが、患者さんに残っている歯がまだ多くて、通常の固定式のブリッジに適用するケースにも、維持管理に有利なテレスコープタイプの取り外し式ブリッチにする方法もあります。
固定式のものよりも長持ちするであろうと考えられます。
テレスコープ義歯は夜外して寝るのですか?
夜外して寝る必要はありません。安定したかみ合わせで、夜お休みになる方が熟睡できます。
歯磨きしやすいために歯が健康に保たれやすいこと、アゴや粘膜に無理がかからないためにしっかり入れ歯が手入れされていれば、腫れや痛みが起きません。