風間歯科医院

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【当院のお勧め】テレスコープ義歯

テレスコープ義歯とは、予め患者さんの歯に小さめのクラウン(内冠)を装着固定しておき、そこに義歯に取り付けた大きめのクラウン(外冠)を、患者さん自身がはめ込んだり取り外したりできるようにしたものです。2重(ダブル)クラウンとも言います。

 

テレスコープ義歯には、次のような特徴があります。
①固定式のブリッジと同様の装着感があります。
②外側のクラウン(外冠)を白くすれば、笑った時に見えるのは白い歯だけで、入れ歯であることが周囲に気づかれないほど自然になります。
③就寝時に、外さなくても良くなります。
④義歯を取り外したとき、ブラッシングし易くなります。
⑤義歯を装着すると、歯がしっかり固定され、硬いものも食べられるようになります。
⑥修理が比較的簡単で、リスク管理しやすくなります。
⑦長期間使用することができるようになります。(④⑥より)
⑧写真下顎のプラスチック模型のように、1~2本の少数の歯を失ったケースから、上アゴのモデルのように、多数の歯を失い、1~2本の少数の残存するケースまで、すべての症例に応用が可能です。

固定式の通常の義歯は患者さんが取り外ししなくてよいので楽ですが、完全に清掃するのが難しく、土台の歯が1本でもダメになったり壊れたりすると、すべてやり直しが必要になります。また、このテレスコープ入れ歯にはバネがないので、バネに食べ物が停滞したり、舌・口唇・頬があれたり、違和感を持つことがありません。

テレスコープ義歯(ブリッジ)にはコーヌステレスコープ・リーゲルテレスコープ・レジリエンステレスコープの3種類があります。

コーヌステレスコープ義歯

コーヌステレスコープ義歯は歯に直接接着させる内冠(内側のクラウン)、入れ歯の本体、外冠(外側のクラウン)により構成されています。コーヌスとは円すい形の意味で、内冠は円すい形で角度は6度(コーヌス角)、維持力は内冠と外冠のくさび力を利用しています。(同じ形の紙コップを重ねると、ピッタリくっついて離れなくなります。その力を利用しています。)

コーヌステレスコープ義歯は、装着する最後に内冠と外冠がスッとはまり、外れなくなります。はずし方は入れ歯に指がかかる窪みを作っておいて、それを持ち上げると外れます。このコーヌス角度は歯の状態により調整します。(※コーヌステレスコープは神経のない歯には適応ではありません。)

リーゲルテレスコープ義歯

コーヌステレスコープが内冠、外冠の維持力をくさび力でしているのに比べて、リーゲルテレスコープは内冠、外冠に維持力をかけません。その代わりに義歯に小さな鍵のような装置を付け、この鍵の開閉によって義歯が簡単に着脱できるような仕組みになっています。リーゲル(riegel)とはドイツ語で閂(カンヌキ)のことです。神経のない弱い歯に対しても対応できる義歯(入れ歯)です。

コーヌステレスコープ義歯は内冠が1本1本離れているのに対して、リーゲルテレスコープ義歯は内冠が連結固定してあります。

また、他人からは見えないところに鍵をかけるため、バネのように見える保険の義歯と比較して、審美的に優れています。笑った時に見えるのは白い歯だけ、という状態になります。

 

リーゲルテレスコープ義歯と保険の入れ歯・インプラントの比較

リーゲルテレスコープ義歯

【適応条件】
☆ほとんど全ての患者様に治療が可能です。

【利点】
☆年月の経過とともに変化する口の状態に応じ、いつでも修理することができるため、長く使うことができます。(保険の義歯は、歯が抜けるたびに、毎回作り直しが必要です。)
☆残っている歯の喪失を入れ歯により予防できます。(連結固定することにより歯が動くのを止めることができるため)
☆義歯であることが周囲に気づかれないほど自然です。
☆快適な装着感です。取り外しが出来、かつブリッジ義歯と同じ感覚です。バネがないので違和感がありません。
☆インプラントのような外科手術が必要ありません。

【欠点】
☆取り外しをして清掃が必要です。

 

保険のバネがついた入れ歯

【適応条件】
☆ほとんどすべての患者様に治療が可能です。

【利点】
☆値段が安いこと。

【欠点】
☆保険適用の部分入れ歯はクラスプという金属のバネを残っている歯にかけます。
☆クラスプは歯をつかんで横に揺らしてしまいます。それによって徐々に歯がグラグラしてきて、抜けていってしまうのです。
☆このクラスプがついている部分入れ歯は歯を守るどころか歯を失うことを加速させてしまっています。
☆バネがついているため見かけが悪く、バネの部分に食べ物が停滞しやすく、舌・頬・口唇に異和感があります。

 

インプラント治療

【適応条件】
☆骨がしっかりしていて厚みがあること。
☆歯周病がないこと。
☆全身疾患がないこと。
☆喫煙していないこと。

【利点】
☆噛んでもグラグラしないため、固い食べ物をしっかり噛むことができます。
☆他の歯を削る必要がありません。
☆取り外しをする必要がありません。

【欠点】
☆残っている歯が少ない場合、インプラントをたくさん埋めないといけません。
☆残っている自分の歯が弱い場合、抜けるたびにインプラントの手術が必要なため負担がかかります。
☆取り外しできないタイプは清掃が難しい。
☆インプラントの周囲が炎症を起こすと、再手術をして取り外しが必要になる場合もあります。

レジリエンステレスコープ義歯

3歯以内の少数の歯が残っている場合に適応されます。総入れ歯と同じ形に歯を取り込みます。残った歯に内冠をかぶせて、自分の歯を使って噛めるようにします。
自分の残っている歯を失ってもわずかな修理をするだけでそのまま入れ歯を使いつづけることができます。


金属床義歯

あごと密着する部分が金属でできている義歯(入れ歯)で、当院では「コバルトクロム床」と「チタン床」をご用意しています。総入れ歯のほか、部分入れ歯にも対応しています。

 

●コバルトクロム金属床義歯
床部分が薄く、熱が伝わりやすい点が特徴。食べ物の温度を感じ取ることができるので食事の際の違和感が少なく、プラスチックの入れ歯を使用したときよりも食事を美味しく感じることができます。

●チタン金属床義歯
チタン金属床は、コバルトクロムの特徴に加えて生体親和性が良いことから、金属アレルギーを持っている方でも安心して使える義歯です。コバルトクロムより薄くて軽く、快適なつけ心地です。

保険レジン床義歯

保険適用の入れ歯です。保険では、使用する材料やデザインに限界があります。
基本的にはすべてプラスチックであるため分厚くなります。金属床に比べて食べ物の温度が伝わりにくく食べ物の温度を感じにくいため、食事の際に違和感があることがあります。

 

 

 

 

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