風間歯科医院

リーゲルテレスコープ義歯の症例2

リーゲルテレスコープ義歯のケースをもう一例紹介します。

テレスコープとは望遠鏡の意味で、内側(顎側)には筒状の冠を歯にかぶせ、外側(義歯側)の筒を入れ歯にしたものです。また、リーゲルとはかんぬき(閂)の意味で、内側(顎側)の筒と外側(義歯側)の筒をレバーにより固定するものです。
この入れ歯は、自分で装着したり、外したりできるものですが、どちらかと言うと入れ歯と言うよりは、固定式のブリッジに近いかもしれません。そのくらい強く噛むことが出来、硬い食べ物を味わうことができます。
また、お口の中でコンパクトにまとまって、邪魔になりません。バネがないので、食べ物が引っかかったり、頬や舌が荒れたりしません。バネがないので、笑った時に見えるのは、白い歯だけです。

 

 

この入れ歯は、インプラントのような外科手術が必要ありません。
入れ歯でしっかり咬むことを諦めている多くの人には、このドイツ方式の入れ歯であるリーゲルテレスコープ義歯をぜひ知って欲しいと思います。

日本の現状は、やむを得ず歯を失って入れ歯になると、さらに保険の入れ歯で使用しているバネ(クラスプ)のために、残っている歯も失ってしまい、より大きな入れ歯を再製作することを繰り返しています。これでは、どんなにおいしいものを食べても、食べ物のうまみが口の中で広がらないし、しっかり咬めないために、食物の消化吸収が体の入り口、つまり口の中でつまずいてしまいます。

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